ニュース

2019年12月7日 研究支援 日本語教育
スワンクラーブ・ウィタヤーライ・スクールの高校生が大阪大学で5日間の研修ツアーに参加

スワンクラーブ・ウィタヤーライ・スクール(タイ、バンコクにある名門の国立中高一貫校)の高校生10名と引率の教員2名が、121日〜7日の1週間、大阪大学で5日間の研修ツアーに参加しました。この研修ツアーは、医学、理学、工学分野への進学を希望しているタイ人高校生が将来の日本留学について具体的なイメージを描くための機会を提供することを目的として、日タイ教育研究振興財団が起案・支援し、2019年度JSTさくらサイエンスプラン助成金による資金援助のもと、大阪大学微生物病研究所により企画・実施されたものです。研修初日は、微生物病研究所で微生物学や次世代シーケンサーによる大規模遺伝子配列解析に関するセミナーを受講すると同時に、共焦点レーザー顕微鏡で細胞に感染する細菌を観察しました。また、大阪大学医学部、産業科学研究所、基礎工学研究科、生物工学国際交流センターを見学し、最先端の研究内容について説明を受けました。さらに大阪大学国際教育交流センターでは、タイ国から大阪大学に留学中の学生との交流を深め、スワンクラーブ・ウィタヤーライ・スクールを紹介するプレゼンテーションを行いました。研修は、最先端の研究成果をまじえた盛りだくさんの内容でしたが、生徒達は熱心に説明を聞き、積極的に質問をしていました。参加した生徒達にとって、この研修ツアーは今後の進路を決定する貴重な経験となったことでしょう。R.E.P.財団では、来年度以降も継続的に、このツアーが実施できるように支援を続けていきたいと考えています。

 

関西空港にて

 

微研でのオリエンテーション

 

産業科学研究所での研究室見学

 

次世代シーケンサーの説明を受ける高校生