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2018年3月23日 研究支援
ノロウィルス感染症に関する研究支援事業

ノロウィルスは、ヒトに感染して激しい下痢や嘔吐を引き起こすウィルスです。毎年世界中で流行し、日本やタイも例外ではありません。しかし、このウィルスの流行がどのようにして起こるのか、まだよく分かっていません。ノロウィルス流行のメカニズムを解明するために、大阪大学感染症研究拠点(RCC)と協同で、バンコククロントイ地区でノロウィルス不顕性感染の実態を調べる検体収集事業を始めました。この研究が順調に進めば、タイにおけるノロウィルス不顕性感染の初めての調査となると同時に、不顕性感染の人から排出されるノロウィルスが、次のノロウィルス流行の引き金になる可能性があるかどうかを明らかにする重要な研究成果に繋がるものと期待しています。

プロジェクトの説明を受けるHealth Volunteerの方々

クロントイ地区で検体提供者に研究目的を説明する研究員